(参考 「絵はすぐに上手くならない」成富ミヲリ 彩流社 )
【ことはじめ】
【好奇心の芽生え】
幼いころは、みんな楽しく描きたいようにクレヨンを持ちいろんな場所に落書きをしていた。
年をとるにつれ、だんだん自分の人と描いたものを比べて、恰好悪いと止めてしまっていく。
人より描ける子が、絵作りが好きになり、自然にものを観察し、違いについて認識できるようになり、違いのわかる子に育っていく。
違いを描き分けるようになるにつれ、授業やサークルで更に仲間で比較し合って、人の作品のよい部分を感じて自分に取り入れて更に上手になっていく。
一部の人は、美研に通い、美大へと進学して、絵の勉強の分野で腕を磨いていく。デッサンは150枚程度描けば、形とトーンの描き分けが自然に身に付きます。
美大には行かなかったが、趣味として絵を描き続けて、才能として伸ばしていく人も多くいる。
【才能について】
才能というと、小学生のころはまだ差が歴然としていないので、制作が好きかどうか、ちょっと周りの人より見たものの違いが表現できるくらいであるが、この表現の作業を繰り返すことで、才能を伸ばすことができる。
【選べる職業と向き不向き】
自分が、どんな分野に向いているのか? ケース別にアドバイスされて、どんな職業があるのか、テストを含めてまとめられている本として、
・「絵はすぐに上手くならない」成富ミヲリ 彩流社
という本があります。あなたの目指す先についての考える一助になります。
タイトルが、批判的な感じを受けるので、読むのを躊躇しがちですが、内容は、どんな職業に、どんな人が適しているかを分類して、アドバイスしています。筆者は、東京芸大卒業生で、教育会社を運営・指導するにつれて、生徒のタイプでどのような傾向にあるのかを派遣したレポートになっています。
【職業別の必要とする能力】
【デッサンと配色】
「17.色の神髄とは」 を参照してください。
【要素絵を描きためるアイデアノート、スケッチノート】
映画の絵コンテなど、実在のモチーフを描くのとは違って、話から絵を起こさなければならないことがあり、映像に入れたい物の絵を描かなければならないことがある。こういったときに役に立つのが、書き溜めたスケッチブック、アイデアノートである。日頃からいろんなものの絵を書き溜めて、積極的に利用しよう。
【キャラクタメイキング】
イラストレータは独自のキャラクターを持っていると良いです。
【写し絵】
写真などを置いて、書き写す作業のことです。モチーフを見なければ書けない人でも、構造を意識しなくても形が追えるので、イメージ力が自信がなくても、それなりに描けるものです。
それなりに描くにしても、練習は必要で、別途「デッサンの周辺事情」で注意点を紹介しているので、参考にしてください。
【得意なモチーフ、苦手なモチーフ】
大きく分けて、人物・風景・建築物・機械などがあります。
【漫画、アニメの登場人物と背景屋】
得意なモチーフと、描いていて良く描けた題材で、風景屋とキャラクター屋で、アニメーションの会社が違うことはよくあります。あなたの得意分野を見つけて、スキルを伸ばしていってください。
【なんでもできるイラストレータ】
イラストレータは、なんでも描けるとよいのですが、得手不得手はあり、描くかどうかは都度考えて決めるとのことです。